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葵の御紋も見つかる!? 上野の“江戸”が香る場所へ
上野公園一帯には多くの寺や神社がある。境内をよく見ると、葵の御紋をいくつも見つけられるかもしれない。それは、このあたりが江戸時代、徳川将軍家の菩提寺の一つである寛永寺の広大な敷地だったからだ。また、上野は当時から桜の名所として知られ、庶民に愛された行楽地でもあった。公園内には江戸時代に建立された寺社が現存するほか、東京国立博物館などでは江戸の文化を体験できるイベントも開催されている。400年以上の歴史が凝縮する上野で、江戸の香りを楽しみたい。
強運を呼び寄せる! 上野東照宮でパワーをもらおう
上野動物園の隣に、江戸時代から鎮座する神社があることを知っているだろうか? 徳川家康公(東照大権現)をお祀りする神社、上野東照宮だ。家康公の遺言で1627(寛永4)年に創建され、1651(慶安4)年に三代将軍・徳川家光公の命により、江戸庶民のための参詣所として豪奢な建物に建て替えられた。実は社殿など建物のほとんどが数々の戦火や自然災害を生き抜き、当時のまま現存している知る人ぞ知るパワースポット。そんな強運を誇る上野東照宮の中でもパワーみなぎる場所を、禰宜(ねぎ)の嵯峨まきさんに案内してもらった。
上野最古のお堂 清水観音堂で願い玉を投げよう
もともと徳川将軍家の菩提寺である東叡山寛永寺の境内だった上野公園一帯。公園内には今でも江戸の名残をとどめる場所が随所にあるという。その中でも、上野の山に現存する最古の建造物が清水観音堂。眼下に不忍池を望む高台に建ち、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも登場する。江戸時代にタイムスリップした気分でお堂を訪ねてみた。
和太鼓、獅子舞、寛永寺。トーハクに縁起物が勢ぞろい!
お正月の恒例行事といえば初詣。令和になって初めて迎える新年ということで、今年はどこも大変な人出だったが、賑わったのは神社仏閣だけではない。上野には知る人ぞ知る、人気の初詣スポットがある。そこは、“日本美術の殿堂”ともいわれる東京国立博物館(トーハク)。トーハクが毎年開催しているお正月の特集「博物館に初もうで」では、和太鼓や獅子舞など日本の伝統芸能が披露されるほか、干支や吉祥にちなんだ所蔵品の展示も行われ、地元はもちろん、各地から多くの人でごった返す。「ニッポンのお正月」を満喫したいなら、来年はぜひトーハクへ。縁起物づくしで幸せな気分を味わえます。